韓国語には完全な数の組が二つあります。これを聞くと誰もが、覚える量も二倍、間違える機会も二倍だと思います。
けれども手間は二倍になりません。二つの組は競い合っていないからです。それぞれに持ち場があり、境界ははっきりしていて、ひとつの問いがほとんどいつも正しい側に立たせてくれます。
1 · 二つの組はどこから来たか
固有数詞は本来の韓国語で、漢字が伝わる前から使われていた言葉です。漢数詞は漢字とともに入ってきて、書き言葉・計量・公的な場という言葉の半分に根を下ろしました。
日本語話者にはおなじみの構図です。日本語にも和語の ひとつ・ふたつ・みっつ と漢語の いち・に・さん があり、「りんごをみっつ」と「三ページ」で使い分けています。ただ日本語の和語の数は とお で終わり、その先は はたち・みそか のような名残にしか残っていません。
韓国語も同じ道をたどりましたが、和語にあたる固有数詞を九十九まで完全な形で、今も日常に残しています。